Showcase
ショーケース
製作事例
IPAT (インターネット馬券投票)システム / JRA(日本中央競馬会)様
- 製作事例
- UX
- 開発
インターネットを利用して馬券投票を行う、IPATシステムのUIを開発しました。
どういう悩みがあったか?(なぜその仕組になったのか)?
それまでのUIは、ボタン等の操作部が小さくマウスオペレーションが行いづらく、複雑な投票方法を行った場合に、馬番の組み合わせを確認できないなどの問題を抱えていました。クライアント自身もそうした問題を認識しており、当時、表現力に優れたFlashを採用することで、UI上の問題を解決し、よりユーザフレンドリーなUIを構築したいとの要望を持っていました。
アプローチ・解決策
年齢・PCの習熟度の違いなど幅広いユーザが想定されるシステムのため、使いやすいUIを構築するためには開発初期の段階である程度ターゲットとするユーザを絞る必要がありました。クライアントへのヒアリング/検討の結果、ターゲットユーザを「PC操作に慣れていないユーザ・年齢の高いユーザ」と設定し、UI設計を行いました。
ターゲットユーザにとっての使いやすさを追求するために、ボタンなどのパーツを大きくする、レイアウトを整えるといった改善だけでなく、「場名・レースの選択→方式/式別/軸馬の選択→馬の選択→金額の決定」という馬券投票までのフローのなかで各パーツがアクティブになるタイミングやアラートを表示するタイミング、初期画面の状態までを設計することにより、画面の操作について考えることなく投票まで行うことの出来るUIを目指しました。
また、投票した馬番の組み合わせを確認するUIに実際の馬券を表示することで、現実の世界で慣れ親しんでいる表現で馬番を確認できるようにしました。これにより、馬番のわかりやすさの向上だけでなく、馬券投票を行っているという高揚感をもたせることに成功しました。
結果(でどうなったか?)
馬券表示によりインターネット投票に高揚感
PC習熟度の低いユーザに利用しやすいUIの提供