飲食店向けオーダー端末

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飲食店向けオーダー専用端末のUI設計、開発を行いました。組み込みハードウェアにおけるFlashの実装で、ハードウェアのスペック調査からインターフェイスの最適化、プログラムの最適化を行いました。

どういう悩みがあったか?(なぜその仕組になったのか)?

注文に直結する仕組みであるため、当時まだあまり一般に普及していないタッチパネル操作におけるユーザビリティの向上が最大の課題となりました。もちろん、高いデザイン性を確保できることに起因する更なるエモーショナルな価値の追求も用件としてあがっていました。

また、実際の店舗に展開され、メニューの変更にも柔軟に対応する必要があるため、単純にサーバーサービスと直結するのではなく、高いメンテナンス性を確保する必要もありました。

組み込みハードウェアではパフォーマンスに限界があるため、通常のPCで閲覧するコンテンツに比べてより一層のパフォーマンスチューニングが必要になります。そのうえで、既存のJavaScriptとHTMLで実装されていたベースシステムを再利用する必要もありました。

アプローチ・解決策

ターゲットユーザへのテストを事前に行い、飲食店内でのサービスや利用シーンを分析しながら要件定義を行いました。メニュー部分をインタラクティブなUIとし、最適なインタラクション設計でユーザビリティを確保しつつ、同時に外部グラフィック要素や外部XMLデータ化することでメンテナンス性を確保しました。

技術比較を経て選定したFlashに対し、独自のハードウェアスペック調査プログラムを利用しながら実装を行い、数値データに基づくハードウェア選定を行いました。仮のハードウェアにて実証実験しながら、低スペックでも動作が安定し気持ちよく使えるレベルとするためにユーザビリティテストを継続して行い、UIの最適化を行いました。また、ハードウェア側で用意されたキャッシュ機能を最大限に活かす形で実装を工夫しております。

結果(でどうなったか?)

全国100店舗以上での拡張サービス展開
サービス展開後のユーザ調査における高評価