Yahoo! ツールバー Auction Tools デモアプリケーション / ヤフー株式会社様

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Yahoo! オークションサービスのためのコンセプトモデルAuction Toolsを開発いたしました。Silverlight3のOutOfBrowser機能やSilverlight3から表現できるようになったPerspective 3Dを始めとした視覚的効果を最大限に活用し、オークションにおける新たな体験の提供できるようなシナリオを検討しました。Yahoo! ツールバーでマイオークションデータの変化に気づくことや、ローカルにインストールしたAuction Toolsでオークションの値動きを見ること等ができます。”オークションを便利に楽しく”をテーマにデザイン・開発を行いました。

どういう悩みがあったか?(なぜその仕組になったのか)?

現状のYahoo!オークションにある機能に加え、よりユーザー体験が豊かになる機能は何かということについて考える必要がありました。さらに、今回はツールバーとの連携という、ブラウザの枠に収まらない新たな体験価値を検討することが求められました。

アプローチ・解決策

当時のHTMLだけでは見えてこなかったデータを見せることや、気づきを与えることを目指し設計を行いました。

オークションの値動きを一目でわかるように、グラフでビジュアライズすることや、価格帯別に商品を並べることで検索性の向上を図りました。落札しようとしている商品の相場価格表示機能を追加することで、ただオークションを眺めているだけではわからない情報を見せることもできました。これらの機能を盛り込むことで、ユーザー自体も気づいていないオークションにおける情報の価値を創造することを目指しました。

また、ツールバーが常にブラウザに常駐していることを生かし、ユーザーが登録しているオークションの情報が更新されたらアラートが表示されるようにしました。さらに、OutOfBrowserを使用することでツールバーとローカルアプリケーションの連携が可能になりました。ブラウザだけでは実現不可能な機能も実現でき、結果として今までに無い新しいオークション体験を創造することができました。

表現の面では、オークションならではの高揚感を表現するため擬似3Dやビットマップエフェクトの機能を使用し、使っていて楽しめるような操作感を得られるよう仕上げました。

結果(でどうなったか?)

Sillverlight3の新機能を生かした新しい体験の提供